凍害対策試験

冬期に土舗装を施工すると必ずと言って良いほど凍害による破損が出てしまいます。アスファルトやコンクリートでも外気温5℃以下の場合には材料温度の低下、養生時の凍結などから施工を控える様に土舗装でも固化不良となる事がある。特に土舗装の場合は水酸化カルシウムや水酸化マグネシウムの水和反応のため水分が反応時間内に凍結が起こり固化不良を起こしてしまう。シート養生を行なっても固化不良は起きてしまう。固化材の添加量を増やしても結果はあまり変らなかった。舗設後2~3N/mm2以上に強度が上がればある程度凍害に起こらないことは解ったが条件により凍害を受けることもある。

凍害を防止する方法として

  • 気温が低下する前に施工を終了する
  • 施工時の水分を極力少なくする
  • 材料にダスト分の少ない材料を使用する

などがあるが確実な方法ではない。

//地域による特長もある。例えば山形県の豪雪地域においての施工では凍害による破損が起こらなかったが北関東では発生頻度が高かった。これは1日の温度差のサイクルが多いほど凍害に起こりやすい事が理解出来る。関東地域について言えば風通りの良いところ、森に囲まれているところ、日中の日当たりなどでも凍害の違いが出てくる。これは固化養生時の温度、霜、水分の吸収が重要な要素と言える。//

今回の実験では、真砂土、砂、ローム土において最小限に凍害を防ぐ事方法を見つける事ができたが、冬期の施工は極量避ける事が最良と言える。

土 質
3種類(真砂土・ローム土・砂質土)
添加量
それぞれ土質重量の15%を添加・混合・転圧を行う。
締固度
基準密度の85%とする。
保護剤
3種類の保護剤を使用する。
養 
養生は行なわず、凍害の起きやすい状態にする。